2019年5月14日火曜日

膵臓がんの新検査方法を開発する|ジャック・アンドラカ|TEDxSalford

ジャック・アンドラカは、膵臓がんを早期に発見することが有望視されているとても安く、効果的で非侵襲的検査を16歳の誕生日より前に開発しました。このプレゼンでは開発までの過程を語っています。 カーボンナノチューブに関する話、生物の授業で聞いた抗体の話、そして直感により、15才のジャック・アンドラカは安くて感度の高いがん検査の開発に成功しました。 アンドラカの、自分の考えた膵臓がん検査法を実際に作る研究計画は199の研究所からダメ出しされましたが、結局ジョンズホプキンズ大学で実行できることになりました。そこで彼は、安価な紙、カーボンナノチューブとメソテリン(膵臓がん患者で高濃度に見られるタンパク質)に反応する抗体を使って検査法を開発しました。これを血液か尿に浸すとメソテリンが抗体に結合し、これによってナノチューブの電気伝導性に変化が起き、膵臓がんが検知できるようになります。試作段階のテストで、アンドラカの検査は100%正確にがんを検知しました。しかも現行の検査より早期にがんを発見することができる上、製作費はたった3セントです。2012インテル国際学生科学フェアで最優秀賞に選ばれました。 このビデオはTEDカンファレンスとは独立して運営されるTEDxイベントにおいて収録されたものです。

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