2013年5月29日水曜日
ローリー・スチュアート「民主主義はなぜ大事なのか」
イギリスの国会議員であるローリー・スチュアートは「市民は民主主義への信頼を失いつつある」と主張します。イラクやアフガニスタンに出来た民主主義は機能しておらず、84%のイギリス国民は自国の政治は崩壊していると考えています。ローリー・スチュアートが目指すのは「手段」ではなく「理想」として民主主義を再建すること、そしてその重要性が市民に認識されることです。(TEDxHousesofParliament 2012、字幕 Mizuhiro Suzuki、字幕校正 Jarred Tucker)
エフゲニー・モロゾフ: インターネットこそオーウェルが恐れていたものではなかろうか?
TEDフェローでありジャーナリストでもあるエフゲニー・モロゾフは、彼の言う「iPod自由主義」を鋭く批判する。「iPod自由主義」とは、技術革新が人々に自由と民主主義をもたらすという思想である。抑圧的な政権が反体制勢力を抑止する際に、インターネットがいかに役立つか、ぞっとする実例を交えて、モロゾフは訴えている。(TEDGlobal 2009、字幕 Eri Nakamura、字幕校正 nobuyuki umeji)
2013年5月28日火曜日
スガタ・ミトラ「クラウド上に学校を」
2013年のTED賞受賞にあたり、スガタ・ミトラは大胆にもこう言いました。「“クラウド上の学校”という学習実験室をインドに作りたいと思っています。子どもたち同士が協力して自由に調査したり学習したりできる場所です。学習に必要な物質的、人的支援はクラウド上にあるものを利用します」。自己学習環境 SOLE について、彼の刺激的なビジョンが語られます。受賞の内容は tedprize.org をご覧ください。(TED2013、字幕 Emi Kamiya、字幕校正 Tadashi Koyama)
2013年5月25日土曜日
シェーン・コイザン: 「今でもまだ」―いじめに悩む美しい君たちへ
若く―そして人と違うということがどういうことなのか、詩人のシェーン・コイザンは、愉快で忘れられないスタイルで描き出します。「今でもまだ」といういじめを題材にしたスポークン・ワード・ポエムは、アニメ作家80名がクラウドソーシングで制作したビデオによって急速に広まり、何百万人もを魅了しました。TED ではハンナ・エパーソンの奏でるバイオリンをバックにした素晴らしい再演ライブを行い、導入部が追加されています。(TED2013、字幕 Yuko Yoshida、字幕校正 Natsuhiko Mizutani)
ファハド・アル=アティヤ: 水のない国が発展するには
豊富な資源を持ち合わせている国を想像してください -- 石油、ガス、太陽光、風、そして資金 -- しかし、「水」という、生命の維持に必要不可欠な要素がない国があります。インフラエンジニアの、ファハド・アル=アティヤ氏が、中東の小さな国、カタールでの水の供給を実現するための予想外の方法をご紹介します。(TEDxSummit 2012、字幕 Shiho Ottomo、字幕校正 Takahiro Shimpo)
2013年5月24日金曜日
アンジェラ・リー・ダックワース 「成功のカギは、やり抜く力」
コンサル業界の高評価な仕事を辞めて、アンジェラ・リー・ダックワースは、ニューヨークの公立中学校1年生に数学を教え始めました。彼女がすぐに気付いたのは、IQだけが学業での成否を決めるわけではないということ。ここで、彼女は、成功のカギとなる「やり抜き力」理論について語ります。(TED Talks Education 2013、字幕 Yuko Yoshida、字幕校正 Takuya Iwata)
デビッド・ポーグ: 時間節約技トップ10
ITのコラムニストであるデビッド・ポーグが、コンピュータ、ウェブ、スマートフォン、デジカメユーザのための10の便利な技を伝授します。いつくかはご存知かもしれませんが、恐らく知らないものも最低ひとつはあるでしょう。(TED2013、字幕 Shuichi Sakai、字幕校正 Mizuhiro Suzuki)
エリック・ブリニョルフソン: 成長のための鍵は何?機械との競争
機械がますます多くの仕事を奪う中で、失業したりいつまでも賃金が増えないという人が増えています。もはや成長が止まったということなのでしょうか?エリック・ブリニョルフソンはそうではない、これは根本的な経済再編のための成長の痛みなのであると言います。コンピューターをチームメートにできると、なぜ大きな革新を迎えられるのか。惹きつけられる事例を用いて語ります。 ロバート・ゴードンによる反対意見と合わせてご覧ください。(TED2013、字幕 Natsuhiko Mizutani、字幕校正 Akinori Oyama)
パンカジ・ゲマワット 「本当は、フラット化していない世界」
我々はボーダレスの世界に生きていて、情報もモノも人も国境を越えて自由に行き来しているように見えます。パンカジ・ゲマワットは、実際はそうした世界には程遠いと言います。膨大なデータ(と、驚くべき調査結果)によって、グローバル化に対する人々の認識と現実は乖離していて、結局、世界はそれほどつながっていないと主張します。(TEDGlobal 2012、字幕 Mark Endo、字幕校正 Yuko Yoshida)
カケニャ・ンタイヤ : 学校を求めた少女
カケニャ・ンタイヤは父親と「マサイの伝統である女子割礼を受ける代わりに高校へ通わせてもらう」という取引を結びます。その後彼女は大学へ進み、村に戻って女の子のために学校を建てました。1人の勇敢な女の子が、125人の女子の運命を変えたのです。(TEDxMidAtlantic 2012、字幕 Mizuhiro Suzuki、字幕校正 Shunichi Taniguchi)
アンドリュー・マカフィー:アンドロイドに仕事を奪われるのか?
ロボットやアルゴリズムは、車の組み立てや記事を書くこと、また翻訳などの仕事においてどんどん進歩しています。これらはかつて、人間を必要とした仕事です。では、人はこれからどういった仕事を担っていくのでしょうか?アンドリュー・マカフィー氏は最新の雇用データに基づいて、こう言います。「我々はまだ何も見てはいません。しかし、一歩引いて歴史の流れを見てみると、驚くべき、さらに、わくわくするような未来がひろがっています。」(TEDxBoston 2012、字幕 Motoko Plewes、字幕校正 Natsuhiko Mizutani)
ブルース・ファイラー: 家族のためのアジャイルプログラミング
ブルース・ファイラーは、革命的なアイディアを持っています:近代の家庭生活におけるストレスに対処するには「アジャイル(=機敏さ)」が大切だと。ソフトウェア開発における「アジャイルソフトウェアプロプラミング」に発想を得たファイラーは、フレキシビリティ(柔軟性)、アイディアのボトムアップ、絶え間ないフィードバック、責任感を持つことを、家庭で実践し、その体験をみなさんにご紹介します。見どころは、「子ども達が自分でお仕置きを決める」ところです。今までにない、斬新なアイディアをお楽しみください。(TEDSalon NY2013、字幕 Shiho Ottomo、字幕校正 Natsuhiko Mizutani)
コリン・ストークス 「映画が男の子に教えること」
映画「スター・ウォーズ」は、コリン・ストークスの3歳の息子を一瞬にして虜にしました。 しかし、3歳の男の子は、このSF映画の傑作から何を学んだのでしょうか? ストークスは男の子に、協力することの大切さ、女性を尊敬することが、悪者を打ち負かすことと同様に、男らしいことであるという、ポジティブなメッセージを伝える映画がもっと必要であると訴えます。 (TEDxBeaconStreet 2012、字幕 Miori Kawata、字幕校正 Mari Arimitsu)
ローラ・スナイダー 「哲学朝食会」
1812年、ケンブリッジ大学の4人の男性が朝食会に集まりました。この熱気に包まれた食事会は、後に新たな科学革命につながります。「科学者」という呼称を作るまで「自然哲学者」と呼ばれていた彼らが、この革命を通して科学研究に4つの原則を導入したのです。歴史家で哲学者のローラ・スナイダーが語るのは、彼ら4人の魅力的な逸話です。(TEDGlobal 2012、字幕 Kazunori Akashi、字幕校正 Mamoru Ichikawa)
ベス・ノヴェック:もっとオープンソースの政府を
政府はオープンデータ革命から何を学ぶでしょうか? この活発なトークで、ベス・ノヴェック(ホワイトハウスの前の副CTO )は、実践的なオープンさのビジョンを共有します - 官僚と市民をつなぎ、データを共有し、真に参加する民主主義 「書き込み可能な社会」を想像してみてください…。(TEDGlobal 2012、字幕 Keisuke Oki、字幕校正 kenichi ebara)
ウェイド・デイヴィス「保護すべき地元の原生地の素晴らしい写真」
民族誌学者 ウェイド・デイヴィスは、世界の秘境を探検していますが --- この力強い、短い話では、デイヴィスは、彼にとってのふるさとであるカナダ北部の楽園を守ろうと、私たちに語りかけます。聖なる源流は、自然のまま残された辺境でしたが、地下に埋まる資源のために危機にさらされています。素晴らしい写真と共に、デイヴィスは、難しい問いを投げかけます。社会における燃料需要と、この壮大な自然の保護の必要性、どのようにバランスを取ることができるのか? (TED2012、字幕 Saki Nomura、字幕校正 Yuko Yoshida)
ベン・ソーンダーズ: なぜ家を出なきゃいけないの?
探検家ベン・ソーンダーズはあなたにも外の世界を見てほしいのです!心地よい幸せばかりではありませんが、人生を底から満足させる冒険があるからです。ソーンダーズの次の挑戦は?史上初 南極大陸の端から南極点までを徒歩で往復することです。(TEDSalon London Fall 2012、字幕 Jarred Tucker、字幕校正
Asami HATANO)
2013年5月15日水曜日
自分の物語を書いて歴史を変えよう / ブラッド・メルツァー
青春は若者にはもったいない? とんでもない。マーティン・ルーサー・キングにしてもスーパーマンの作者にしても、歴史に名を残すことをしたとき30歳前でした。このTEDYouth 2011での刺激に満ちた講演で、ブラッド・メルツァーは大きな夢を持ちながら、熱心に働き、謙虚でいることの大切さを伝えています。(字幕 Yasushi Aoki、字幕校正 Akiko Hicks)
※この教材のページ http://ed.ted.com/lessons/write-your-story-change-history-brad-meltzer
マーカス・デュ・ソートイ: 対称性の秘密
素粒子のスピンから美しいアラベスクまで、世界に溢れる対称性。しかし目に見えるものが全てではありません。 オックスフォードの数学者マーカス・デュ・ソートイが、全ての対称性に共通する見えない数学を語ります。(TEDGlobal 2009、字幕 Ryoichi KATO、字幕校正 Akiko Hicks)
2013年5月14日火曜日
ジョー・デリシ:ウイルス・スキャンが解く医学の謎
生化学者 ジョー・デリシがDNAを使った驚くべきウィルス診断法そして病気の治療法を紹介します。デリシ博士の研究はマラリア、 SARS、 鳥インフルエンザの研究や、60%を占める通常の原因不明のウイルス感染の解明に役立つことが期待されます。(TED2006、字幕 Rinko Kawakami、字幕校正 Mamoru Ichikawa)
クマーリ・ミドルトン「発展途上国での失業問題への解決策」
クマーリが提唱する、発展途上国における失業問題を解決する奇抜な案がボランティア活動です。いくつかの統計を交えながら、ボランティア活動を通じて人生を変えた若者の感動的な物語を紹介します。(TEDxMelbourne 2010、字幕 Takahiro Shimpo、字幕校正 Kohei Kikuchi)
アイザック・ミズラヒ: ファッションと創造力について
ファッション・デザイナーのアイザック・ミズラヒが50年代のピンナップから、ちょっと見ただけで「車を止めて!」って叫ばせるようなシャツの穴について、インスピレーションの赴くまま踊るように語ります。彼の果てない話の中で、ハッピーでクリエイティブに生きるための本当のヒントが見つかるでしょう。(TED2008、字幕 SHIGERU MASUKAWA、字幕校正 Mari Arimitsu)
2013年5月13日月曜日
ジェニファー・グランホルム「クリーン・エネルギー計画 -- トップへの競争」
TED2013のオープニング・スピーカーを務めた ジェニファー・グランホルムは、アメリカの直面する疑問について話します。どうすれば雇用を増やせるのでしょう?この世界の関わる問題に対する彼女の計画は 新しい代替エネルギーへの投資です。でもそんなことが 対立の続く議会の関与あるなしにかかわらず、実現できるのでしょうか? (TED2013、字幕 Akiko Hicks、字幕校正 Natsuhiko Mizutani)
エリック・シュランゲン「自己修復能力をもったアスファルト」
鋪装の行き渡った道路は見た目には素敵ですが、簡単に破損してしまい、修理コストがかさむものです。エリック・シュランゲンが、どこにでもある素材を利用して作った、驚愕の特性を備えた新たな多孔性アスファルトのデモをお見せします。なんと、破損しても誘導加熱を加えることで「修復」するのです。(TEDxDelft 2012、字幕 Takahiro Shimpo、字幕校正 Takafusa Kitazume)
コリン・キャメラー: 神経科学、ゲーム理論とサル
ある2人が交渉をしているとき―それが競争か協力であるかを問わず―彼らの頭の中では、いったい何が起こっているのでしょうか? 行動経済学者 コリン・キャメラーは、我々がどれだけ他人の考えを予測できないかを示した研究を紹介します。さらに、チンパンジーが人間よりも優れているとの予想外の調査結果も提示します。 (TEDxCaltech 2013、字幕 Yuko Yoshida、字幕校正 Shuichi Sakai)
2013年5月12日日曜日
スルジャ・ポポビッチ「独裁者を倒すためには」
2011年は、目を見張る人民の力による反対運動が数多く行われた年でした。それは、アラブの春に始まり世界中に広がりました。 諸運動の成功のカギは何だったのでしょう?2000年にセルビアのミロシェビッチ元大統領を倒した非暴力運動のリーダー、スルジャ・ポポビッチは各運動に必要な計画、技術、そして道具について話します。求められるものは、非暴力の戦略からユーモアの力まで多岐に渡ります。 (TEDxKrakow 2011、字幕 Kana Tsumoto、字幕校正 Takafusa Kitazume)
シャオラン・シュエ:「漢字の読み方はこんなに簡単!」
外国人にとって、中国語を話せるようになるのは非常に困難ですが、中国語の美しく、時に複雑な文字の読み方を学ぶのはそれほど難しくありません。シャオランは、簡単なレッスンを通じて、漢字とその意味の背景にある考えを理解し、簡単な文字から、より複雑な概念を組み立てていく方法を教えます。Chineasy とでも呼びましょう。(TED2013、字幕 Tomoshige Ohno、字幕校正 Yuko Yoshida)
2013年5月11日土曜日
フランシス・コリンズ: より良い薬が必要です — 今すぐに
現在分子的な原因が分かっている病気は4000種類ありますが、治療法が確立されているのはそのうちたった250種類です。どうしてこんなにも時間がかかるのでしょうか?遺伝学者であり医師でもあるフランシス・コリンズが、希少で複雑な病気に対してもなぜ系統的な創薬プロセスが急を要するのか説明し、既存の薬を活用するというような解決策を提案します。(TEDMED 2012、字幕 Tomoshige Ohno、字幕校正 Mamoru Ichikawa)
2013年5月10日金曜日
キース・チェン:言語が貯蓄能力に与える影響
経済学者が言語学の分野から学べることとは?行動経済学者キース・チェンが自身の研究から見出した興味深いパターンを紹介します。未来の概念のない言語("It will rain tomorrow" ではなく "It rain tomorrow" が許容される言語)と高い貯蓄率の間には強い相関関係があるのです。(TEDGlobal 2012、字幕 Tomomi Anzai、字幕校正 Emi Kamiya)
リタ・ピアソン「すべての子どもに強い味方を」
40年の教師経験の中で、リタ・ピアソンにこう言った同僚がいました。「子どもを好きになる手当ては貰っていない」。それに対し彼女は「子どもは嫌いな人から学ばない」と反論します。教育者に向けて、生徒たちを信じ、生徒たちと実際に人間同士のつながりを持つ大切さを語った熱いメッセージです。(TED Talks Education 2013、字幕 Emi Kamiya、字幕校正 nobuyuki umeji)
2013年5月9日木曜日
タイラー・デウィット:科学の先生へ呼びかけ・・・・楽しくしましょう!
高校の科学の教師であるタイラー・デウィットはバクテリアについて教えるのに熱が入ります。(面白いだろう!)。ところが生徒達がそれを嫌がっていると知り愕然とします。問題は教科書です。理解できないように書かれているのです。専門用語や極端に高度な説明を排除して、そのかわり物語にたとえたり、実演を通して科学を教えるよう、教師達に呼びかけます。(TEDxBeaconStreet 2012、字幕 hiroko fujikawa、字幕校正 Yuko Yoshida)
フィル・ボージェスが絶滅危機にある文化を語る
写真家フィル・ボージェスが、インドのダラムシャーラーの山から来た人々、エクアドル・アマゾンのジャングルの人々など、めったに見ることができない写真を紹介します。彼は、絶滅の危機にある文化の記録を通して、文化の保護に取り組んでいます。(TED2006、字幕 Yuko Yoshida、字幕校正 Mari Arimitsu)
2013年5月7日火曜日
アダム・デビッドソン 「『財政の崖』が解決しない本当の理由」
2012年末、アメリカの政治は「財政の崖」をめぐって混乱状態にありました。共和党と民主党が合意しない限り、増税と歳出削減のダブルパンチによってアメリカの景気は冷え込んでしまうのです。世界もアメリカの政治判断に注目していました。 経済ポッドキャスト「Planet Money」の司会者アダム・デビッドソンが、この問題の解決に役立つかも知れない、驚くべきデータを披露してくれます。(TEDSalon NY2012 字幕 Kohei Kikuchi、字幕校正 Ai Kishioka)
2013年5月4日土曜日
ザーラ ランギ: リビア革命がなぜ成功しなかったか -- そしてその未来は
アフリカ北部に位置するリビアで、ザーラ ランギは、カダフィによる独裁政権の崩壊をもたらした "革命の日" を起こす活動に参加していました。しかし…その後どうなったのか。 独裁政権崩壊後、初の選挙でリビア人は、男女両性が「ジッパー」の様に平等に組み合わさって候補者名簿に載る「ジッパー選挙」と呼ばれる革新的な試みを行いました。ところが、過去長い間独裁体制下にあったことで、以前となんら変わりのない、支配的かつ排他的な政治が続くことになります。 今、リビアに必要なのは何なのか。ランギはそれは「競争ではなく協力」、「怒りではなく同情の心」ではないかと、語りかけます。(TEDxWomen 2012、字幕 Shiho Ottomo、字幕校正 Mami Kawade)
登録:
投稿 (Atom)